関節リウマチが引き起こすリスクのある合併症 ③骨粗鬆症

発症早期に生じるものと全身の症状とが併存

骨粗しょう症は骨密度が減少することで骨が脆くなり、骨折リスクが高まる疾患です。関節リウマチによる炎症が骨粗しょう症を引き起こす場合があるため、改善には定期的な検査が重要です。骨粗しょう症には段階があり、初期は痛みを感じることはほとんどありません。

症状の進行は痛みや自覚症状が出にくく、骨密度の低下は自分ではなかなかわかりにくいものです。全身に症状が表れた場合は激痛や骨・姿勢の変形などが見られ、運動機能の低下や転倒で簡単に骨折することがあります。寝たきりの原因になるリスクもあるため、注意が必要です。

ステロイド投与やビタミンDの不足などが原因とも

骨粗しょう症になるケースは2種類あり、薬物による骨を作る細胞の抑圧と骨吸収の低下が原因です。ステロイドには骨を作る細胞を抑える成分があり、骨の成長や吸収、代謝を抑える場合があります。骨は小腸からカルシウムを吸収して骨を構成し、その働きを促進させるのがビタミンDです。

このようにステロイドの投与やビタミンD不足が、骨不足や骨粗しょう症の発症を促すと考えられています。骨粗しょう症を避けるためには、ステロイドの投与量の調整や不使用、ビタミンDを意識的に摂取していきましょう。

リウマチの根本治療と同レベルで重要な治療

リウマチ膠原病内科は、骨粗しょう症の診療科目に対応しているケースが多く見られます。それだけ関節リウマチとの関係性は深く、日常生活に大きな影響を与える病気です。リウマチ治療ではステロイドが広く用いられているため、どうしても骨粗しょう症のリスクが高まります。

最近では新たな治療方法や製薬の開発が進んでおり、ステロイドに頼らない治療も選択可能です。リウマチ治療でお悩みの方は、専門医と相談したうえで慎重に治療方法を選びましょう。

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