関節リウマチが引き起こすリスクのある合併症 ④シェーグレン症候群

自己免疫が関わるとされる膠原病の一つ

シェーグレン症候群とは、涙腺や唾液腺に炎症が起きる全身性の自己免疫疾患です。主にドライアイやドライマウスなどの症状が見られ、目や口の違和感や異物感、角膜を傷つけたり虫歯になりやすい、味覚症状などを引き起こす膠原病の一つとされています。

単独で発症する一次性と関節リウマチの合併症として発症する二次性の2種類に分類され、治療にはステロイドの投与が一般的です。また、リンパ節や肺や腎臓、甲状腺などへの悪影響もあるため、定期的な検査が必要とされています。

リウマチ患者さんの約20%が発症する

シェーグレン症候群の発症は単独の一次性と合併症の二次性に分かれ、関節リウマチによる二次性として発症する場合があります。双方ともに自己免疫疾患であるため関係性が深く、リウマチ患者の20%が発症すると報告されているのです。

シェーグレン症候群は他の膠原病の合併症として発症する場合もあるため、リウマチ膠原病の診療科では慎重な検査が実施されています。男性よりも女性の方が発症する傾向にあるとされており、女性ホルモンとの関係性が考えられている疾患です。

ドライアイやドライマウスなどの症状が特徴

シェーグレン症候群は涙腺や唾液腺の機能低下を引き起こすため、ドライアイやドライマウスになりやすい免疫疾患です。治療方法にはステロイドや点眼液、唾液の出るガムや口腔ケアが推奨されています。また、関節痛、倦怠感、発熱などの症状も他の免疫疾患に共通です。

眼科や歯科という身近な疾患に思われがちですが、全身症状に陥ると皮膚や臓器、神経など広く影響を及ぼします。関節リウマチの合併症の場合、早期発見には定期的な検査が大切です。

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