関節リウマチの治療に効果的とされる治療薬 ③生物学的製剤

「インフリキシマブ」は効果の発現が早い

インフリキシマブとは、自己免疫疾患の治療に幅広く使われている製剤です。関節リウマチやクローン病、川崎病など難病にも用いられ、炎症の原因物質とされる「TNFα」の働きを抑える強力な薬として使用されています。

病気の原因分子をピンポイントで抑える製剤であるため、効果の発現が早く、アレルギー症状の進行緩和効果も可能です。ただし、免疫の働きを抑えるので感染症などのリスクを高め、体質によってはかゆみやアレルギー反応が出る場合があります。

「エタネルセプト」は持続性や安全性が高い

エタネルセプトとは、TNFαの働きを抑えて炎症や腫れ・痛み、症状の進行を抑える製剤です。自己注射型もあるので、通院せずに自宅で自己投与できます。また、非ステロイド性抗炎症薬との併用を必須としていません。

投与により免疫抑制効果が表れるため、患者さんの体質次第ではアレルギー反応やかゆみ、臓器機能低下などの副作用が発症する場合があります。そのため、感染症や悪性腫瘍のリスクもあるのでスクリーニングや医師による慎重な検査や管理が必須です。

「ゴリムマブ」は日本人の患者さん向け

ゴリムマブとは、炎症を引き起こすたんぱく質と薬効成分を結合させて働きを抑える製剤です。潰瘍性大腸炎の治療薬としても用いられており、日本国内での臨床試験の実施によって有効性と安全性が認められています。

TNFαとの高い結合力とマウス由来成分がほとんど入っていないことが特徴的で、投与間隔が長いということでも注目を集めている製剤です。自己注射にも対応しており、患者さんのライフスタイルに合わせた投与を実現しています。

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